夏に緑茶が良い理由

夏に緑茶が良い理由

暑い夏。熱中症や体のだるさが顕著に表れるこの時期。水分補給や体調管理にお茶を飲んで暑さに負けない身体を作っていきましょう。

・お茶の歴史は薬として伝来した。

 お茶の伝来は古く、臨済宗の開祖栄西が宋から帰国した際にチャの種を持ち帰り、九州の背振山に植えチャの栽培を始めた話や有名な「茶は養生の仙薬なり延命の妙術なり」にはじまる茶の効能と製法などについて著した「喫茶養生記」(1214)を源実朝に献上している。
 仙薬とは、いろいろの成分が入ってそれが相乗効果をあげるもので既に今日の保健薬的な観点で茶の効能を説いているもので、栄西自身も各地にチャを植えるなどその後の茶業の発展や喫茶の普及に果たした役割は非常に大きいものである。
 しかし、茶はまだ貴重な存在であったことから茶が飲まれたのは朝廷、貴族など都のごく限られた上流階級に限られたものであった。(引用:全国茶生産団体連合会・全国茶主産府県農協連連絡協議会)

 つまり、お茶はもともと薬として日本に伝来していることから、元々体を良くする整えることに期待が出来ますし、実際にカテキンやビタミンCの効果が夏バテを防いでくれます。

 

・熱いお茶もおすすめ。冷茶もほてった体にはおすすめ。

 夏バテ防止に飲むお茶として、熱めのお茶はおすすめです。これは、冷茶の場合だと、人の体は内臓を冷やしてしまうと体の機能が低下してよりバテてしまうのです。また、熱めにお茶を淹れることによって皆様も知る「カテキン」が抽出しやすくなりますので、抗酸化、抗ウイルス作用が働き、体を整える効果が期待できます。

   それでも、灼熱の中、喉が渇いた状態で熱いお茶を飲むことは苦行に近いので、ほてった体には冷たく淹れた冷茶でスッと体を冷ましましょう。

 冷水から抽出したお茶は、時間はかかりますがゆっくりと旨み、甘みの成分がでますので、温度の高い状態で淹れるよりも苦みがなくすっきり飲むことが出来ます。また、抽出時に温度に関係なく出る体に良い成分として、「エピガロカテキン」という成分がございます。このエピガロカテキンは、温度が低い場合によく抽出され、特に粘膜免疫系を活性化する効果が期待できるので、夏カゼにも有効的です。 

最高気温が40度に迫る日も多い昨今の夏、水出し緑茶で体をすうっと冷やし、長い夏を乗り切りましょう!

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