・熊本のお茶?
おちゃいち山陽堂では九州のお茶(鹿児島、八女、熊本)の取り扱いがございますが、鹿児島は今や静岡と生産1位を争う大生産地、八女も玉露を日本で1番多く作る産地で有名ですが、熊本もお茶の生産としては個性の光る優良産地なのです。
・「くまもと茶」の良さ
全国の生産量から見ると熊本県は9番目にお茶を生産しています。トップ10には入っていますが9番目だとなかなか腕振ってお茶処です!と言いづらい所ですが、熊本のお茶は「量」より「質」だと思っています。
と言うのも熊本県には独自の成分分析基準と官能審査をクリアした一番茶のみを使用する、熊本県産ブランド茶 「湧雅のここち」というお茶があります。この基準をクリアする為に、熊本の生産者様は日夜土づくりから丁寧に情熱をもって「美味しいお茶」を作っています。
湧雅のここちに括らずとも、良い土であったり名水100選に選ばれるような澄んだ美味しい水で育つ熊本は、品質の高いお茶が作られているきらりと輝くお茶処でなのです。
おちゃいち山陽堂では熊本県の北、鹿北町にある「岳間茶」を創業当時から取り扱ってきた歴史がございます。岳間茶について少し記載すると、江戸時代初期に熊本の初代藩主細川忠利公がお気に召したことから細川藩への献上茶として古い歴史がございます。もちろん南にある今では和紅茶で有名になった水俣、芦北のお茶や、1000年前の古文書に時の領主に租税として納められていたという記録が残る、人吉に広がる相良のお茶も取り扱っており、当店の合組(お茶をブレンドすること)により、楽器の演奏のようにそれぞれの個性を生かした深みのある熊本茶を製造販売しております。
宣伝ばかりではいけませんので、改めてくまもと茶について、
・気候、土壌的にお茶の栽培に適する場所である。
・高いハードルを持って作るお茶があり、それに向けた高品質のお茶作りのできる技術力の高い生産者さんがたくさんいる。
・熊本はお茶処として長い歴史がある。